新社会人に「会社の仕組み」を学ぶ機会を

新入社員にこそ学んでいただきたい「会社の仕組み」

 新年度、そこかしこで新社会人を見かける季節になりました。

 弊社でも様々な企業様から新人研修のオーダーをいただいている、いわば繁忙期です。

 毎年人事部の皆様が、様々な研修を企画されているわけですが、社会人にとって、一番最初の新人研修で、どんな教育・研修を受けたかというのは、その後の社会人生活に大きな影響を与えるものではないでしょうか。なんといっても社会人としての基礎、会社人としての考え方を集中的に叩き込まれるわけですから。

 一般的には、マナー研修にはじまり、自社製品・サービス知識、ビジネススキル、コミュニケーションスキル、専門知識など多岐にわたる研修がありますが、私たちは新社会人にこそ「会社の仕組み」を学ぶ機会を、と考えています。

新社会人にまず「会社の仕組み」を学んでいだきたい理由

 そもそも、これから会社で働いて活躍してほしいのであれば、会社がどんなルールで活動しているのかを学ぶことは不可欠です。

 例えば、
・そもそも会社とは、または、株式会社とはどういう組織なのか
・会社はどういう仕組みで活動を継続しているのか
・なぜ会社は利益を残さなければならないのか
・どうやって会社は成長していくのか
このような問いからスタートして、これから働く「会社」というものがどんな組織なのかを学びます。

 そして、会社がどのような状態なのかを、外部に客観的数値で報告することを「会計」といいます。
基礎的な会計用語が理解できると、
・数字的にみてどのようなビジネスモデルなのか?
・客観的にみて自社はどのような状態なのか?
等ががわかるようになります。

このような会社の存在意義やビジネスの仕組みやを学ぶことにより、自ずと、自分が社員として貢献するためには、どう行動すべきかを考えられるようになるのです。

それにより、「まだ何もわからないので言われたことだけやります」という新人でなく、ビジネスのルールを教えた上で「主体的に考えられる人材」を育成することを意図します。

ビジネスの共通言語を理解する主体的な人材育成

 会社や会計の仕組みというと、専門部署の人だけがわかっていればよいものと思われがちです。
本当に実務的なことは専門家にお任せでいいのです。ただ、新人のうちから最低限の会社の仕組みを知ることで、社会人として一段高い視点でビジネスを捉えることができるようになり、大きな枠組で、そして同時に数字でビジネスを考える力が身に付きます。あまり一般的でないかもしれませんが、すべての社会人に学んでほしい知識だと考えています。
 ビジネスの共通言語を理解する主体的な社員育成に、会計研修をぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

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