視野の狭さと応用力

「固定概念」や「視野の狭さ」は、人間の知的興味や成長を妨げる最たる障害物である。

これに対して、一定のルールで定型化された技術を学ぶ際には、ある意味で視野が狭く、固定化している方が、
学習内容に疑問を感じることもなく、反復による練習も苦にならないため、スムーズな習得につながるケースが多い。

問題は、学んだ技術をどう活用するのかを研鑽する場合である。

意味も解らずすべてを覚えることができたとしても、
それを実際の仕事に現実的に適用できなければ、まったく意味がない。

一例を全てと思い込んでしまい、応用がきかないというのが典型的な例である。

視野の広さとは、世の中の事象や学問の内容に常に疑問を持ち、
現実にあてはめて考えてみることである。

定型化された学習に優れた学習者もいれば、逆に応用力に優れた受講者もいる。

研修の現場では、このギャップを埋めることに常に苦心しながらも、
より確実に、実際に使える知識を伝えようとしている。

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